北斗星

イエスタデイの北斗星のレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2019年製作の映画)
4.3

最初から最後まで悪人が出でこないとこが、リチャード・カーティス脚本の良いところ。監督を引退したと聞いてとても残念に思ってたが、脚本は書いてたんですね。



Beatlesの楽曲の良さがよくわかる。殆どマジメに聴いたことがなかったが、極音で聴くと鳥肌が立った。
あと、歌詞の良さもすごすぎて、出尽くした感が今の世の中にあるよなぁ…。



結局、いくら世界中の人がビートルズを知らなくとも、盗作には変わらない訳で…。後々主人公が葛藤することになるのは目に見えている。




何年経っても主人公は売れない歌手で、それを支えていたのが幼馴染みのマネージャーの彼女。


彼女はいつまでも煮え切らない彼の態度やその関係が段々シンドくなってくる。




彼の方もニセの名声や地位が大きくなればなるほど、少しずつ人生で何が大切で何が大切ではないのかが、整理されていく。



いつも側に居てくれた温かい存在は一体誰だったのか?


近すぎてわからなかったのかもしれない。あまりにも当たり前すぎて。




ビートルズを世界中の人達に戻してあげて、『彼女と生きて行くこと』以外全て捨てる。





彼には歌の才能は無かったが、彼女を愛する才能は確かにあったのだ。







●2023.3月
再視聴

案外ビートルズの楽曲を歌うシーンが少ない。これは恋愛映画なんだな。恋愛の中に歌が散りばめられている…。
色調が素晴らしかった!!すごく画に凝っていてPOP。


●2024.1月
家族と3回目の視聴
やっぱ面白いや!
北斗星

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