このレビューはネタバレを含みます
全体的に面白かった！
終始どこか不快な要素や表現が散りばめられていて、盗作に葛藤する心のわだかまりみたいなのを感じとれました。
ただ、そのせいかキャラとか展開とかを心から好きにはなれなかったです。嘘っぽいというか夢っぽすぎるというか。
アルバムを蔑ろにしたビートルズってそんなにヒットするかなぁ？ とか考えちゃった。邪念。
エドシーランはずっと素敵。ずっとかわいい。いい人。
あとビートルズ知ってるふたりもいい人。
「ビートルズの曲を残してくれてありがとう」ってことが真意だし、なるほどと思った。後半この心情をベースに仕上げて欲しかった。盗作かオリジナルかはどっちでもよくて、ビートルズを召喚させることに熱中したら良かったのに。
ジョンに会ったのだから、音楽の道に進んでないジョンと交遊して、刺激を得て、自分の曲を書いて、ちゃんとヒットさせてみても良かったんじゃないのかな。そういう乗り越え方が見たかったって気持ちあるかも。
でも、そういった発想や熱意が薄いから創作に向いていないんだという主人公のキャラ設計はある意味で納得。
だからか、ちょっとこう、心に不快を感じる作品ではありました。
