とか26

ロボコップ ディレクターズ・カット版のとか26のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

開始20分間の地獄具合、
あまりにも容赦なくて冷や汗かく…。
これぞ名作といっていい
シンプルな全力投球の連続。

ロボコップっっていう名前のダサさ、
そのビジュアルから放たれるポンコツ感から
絶対に面白くないと思ってた映画だったので
ストーリー展開の無駄の無さ、
爽快感を与える主人公の強さ、
目を釘付けにさせる敵の恐ろしさと
面白くなる要素がてんこ盛りでビックリ。
この映画を軽くバカにしてた2時間前の自分、
今月の電気代ぐらい痛い目みることになるぞ。

とにかく今作は
敵の恐ろしさが素晴らしいんだけど、
あんまりこの作品の面白さが
語り継がれてないのって、
敵の暴力性が高すぎて
みんなちょっと引いてるからだと思う。
暴力の方向性が韓国ノワール、って言えば
伝わる人には伝わると思うんですが、
そりゃ金曜ロードショーでは流せないし
お茶の間の皆さんに
こんな狂気はお届けできない。

敵が恐ろしい映画は
十中八九 面白くなるので
その点は満点なんですが、
こんな映画を小学生とかで観てたら
トラウマになるんじゃないかと思うぐらい
容赦のないエグさでした。
ジョーカーが可愛く見えるぐらい
心の底から殺しを楽しんでて引いた…。

ロボコップがカッコよくなっていくほどに、
なんだかショボかった顔のデザインも
だんだんアイアンマンに見えてくる。
犯罪者のもとへすかさず飛んでいくのも
アイアンマンだし、
銃撃が効かないのもアイアンマン。
仮面が取れて素顔が出るのもアイアンマンで、
ロボコップが最後に名前を聞かれたとき
「マーフィ」って自分の名前言うのも
アイアンマンだった。

いやぁ、アイアンマン面白かったなぁ。

ありがとうございました。
とか26

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