言わずと知れたセクハラ問題がテーマの映画
久しぶりに嫌な役のジョン・リスゴーを観た気がします。
カズ・ヒロさんによる特殊メイクはやっぱり自然で凄かったです。違和感なく観ることができました。
映画ではグレッチェン役のニコール・キッドマンはじめいわゆるセクハラ被害にあった女性達が権力に立ち向かう姿が描かれていましたが、ロジャー・エイルズの要望を拒否した女性達も描かれていればもっと良かったのになと思いました。精神的な苦痛や不等なポジションを強いられたはずであり、それもセクハラ被害のはずだから。
それと声をあげるにあたり、グレッチェンやメーガンにはまだ小さい子供を含む家族がいたわけで、セクハラ被害を訴える時に家族への影響への葛藤などがあっただろうと想像するが、その点もさほど触れられていなくてちょっと残念でした。