おけい

ブルータル・ジャスティスのおけいのレビュー・感想・評価

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)
3.8
過去鑑賞

ザラー監督は『トマホーク ガンマンvs食人族』 『デンジャラスプリズン』 と観て3作目の鑑賞だったのだが、どの作品も容赦ないバイオレンス描写が結構エグいのに、要所要所でツボを突いてくるようなエピソードが散りばめられててクセになる。

淡々とストーリーが進んでいくし、セリフの間の取り方が独特でスピーディーさやスリルがあるわけでは無いので人によっては飽きてしまうかも。旦那さんはすぐ飽きて寝落ちしてました。

以下ネタバレ注意⚠️


主役はメルギブソンとウィンスボーン。相棒でもある停職中の刑事2人が金の為に犯罪に手を染めてしまう。金の為…確かに金の為だが、家族の為と言った方が良いかな。

結構、あっさり簡単に死が訪れたり非情な結果が待ってると言うか、自分の気持ちが置いてけぼりになった…

そして何より、育休中だった銀行員で息子が可愛すぎて会社行きたくない病の女性を演じたジェニファーカーペンターの演技が1番心に残りました。

産後初出勤なのにバスに乗ることが出来なかったり、エレベーターで人を避けたり明らかに精神病んでるっぽい描写。加えて、銀行で皆にお帰りと歓迎されてるのにも関わらず、ひきつった笑顔。あまり掘り下げて描かれてなかったのですが、彼女の状況が1番気になりました。
おけい

おけい