真田ピロシキ

流転の地球/さまよえる地球の真田ピロシキのレビュー・感想・評価

2.5
遂に中国がこんな愛国心と家族愛を山盛りにしたエメリッヒ&マイケルベイ的ディザスター映画を作るようになったのかと感心。脳内でエアロスミスが流れそうです。残念なことにもう私には作った国がどこであれこの手の映画に集中力を抱けず、健康のため宅飲みをしなくなったので酒の力で通せもしない。

でもこういう映画が好きな人ならよっぽど中国が嫌いでなければ割と楽しめるんじゃないかと。地球規模の話なのに中国人以外はめったに出ないなんて事は野暮なのでこの際言いません。真面目に見てなかったが序盤の風船みたいな武器が解決策の伏線になってたのかもと思うとよく出来てる気がする。真面目に見てないので自信がない(笑)似たような映画で壮大な太陽再点火プロジェクトがエイリアンもどきになってたダニー・ボイルの『サンシャイン2057』よりは需要に応えられてるかと思います。それと30年くらい前に日本でも『クライシス2050』という映画が作られてたんですよ。これが本当に退屈で眠かったことしか覚えていなくて、それとは比べるまでもなくまともに見られるスペクタクル。

最後に今後は自転を止めて津波を起こし人口を半減させるとサラッと恐ろしい事を言ってたのですがどういうことなんです?真面目に見てないので理に適った話なのか誤訳なのか判断がつかない。え?どっかのハリウッド映画に出てきたゴリラの話?一人っ子政策のダイナミック版?