だるまる

ラストナイト・イン・ソーホーのだるまるのレビュー・感想・評価

3.2
ほんとにホラーでスリラーだった。(タイムリープ系サイコスリラー)
主役の女の子2人がとても可愛くてよかった。鮮やかなネオン、おしゃれなファッション、魅力的な60年代の音楽。
最初の何か素敵なことが起こりそうな予感(サンディ!可愛い!オシャレ!強い意志を感じる瞳がいい!)から一転…不穏な展開に…

楽しい夢かと思ったら、どんどん怖くなってって、悪夢を何度も見させられるのキツい…
不穏なシーンは多いけど、なにが起こってるのか気になって最後まで観れた。
ただ、ホラー苦手すぎて、ところどころの不穏な雰囲気に何度もヒィィってなった。急に起こる不可解な現象とか怖いんだよ…お化けの顔も怖いし…(多分マシな方だけど)

エロイーズ(主人公)もサンディも可愛いし、どの場面もオシャレかつ60年代の音楽に彩られててよかった。60年代の曲すごく素敵だった。次は軽い気持ちで観られる明るい映画が観たいな。

イギリス、ロンドンの一区画としてソーホーがあることすら知らず、観終わって調べて知った。『20世紀中のソーホーは性風俗店や映画産業施設が並ぶ歓楽街として栄えた歴史がある』とあって、納得。
過去のことになると、勝手にロマンチックな感傷を感じてしまうけど、監督の『過去をロマンチックに美化することがいかに危険か・・・』との言葉が沁みた。
監督自身、60年代英国カルチャーに、並々ならぬ思い入れを持つらしい。なるほど、本作で60年代が魅力的に感じられるわけだ。
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