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七発目の銃弾の一のレビュー・感想・評価

七発目の銃弾(1973年製作の映画)
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歴史背景を知らないからどこでどうして戦ってるのかわからない。調べると、1920年代頃ソ連統治下の中央アジアでのムスリムのゲリラ反乱"バスマチ運動"の話。ぜんぜん知らない。無学を恥じるばかりです。まずこの映画のおかげで勉強になりました。ソ連側に協力する現地民たちが反乱軍の捕虜になり思想転向したのかしてないのか的な話になり、主人公が彼らに「お前たち!赤化革命のことは忘れたのか!」と説教するのとか、社会主義とイスラム教の関係も知らないから本当に理解しづらい。ウィキペディア読みます。ソ連版西部劇と言われるように、アクション活劇としては馬に乗ってのチェイスあり機関銃ダダダな銃撃戦もあり、悪い反乱ゲリラやっつけて赤旗掲げてエンド。バスマチ運動は民族独立の戦いとしての評価もあるらしく、そのあたりもインディアンと西部劇の関係に共通しているようである。でも、ゲリラのボスとその妻まわりのシーンや現地の少女の描き様からは一方的な価値観ではないなにかを感じないでもない。でもでも、主人公が礼拝中のムスリムを背後から撃ち殺すシーンはどう考えても酷かったぞ。
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