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七発目の銃弾
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『七発目の銃弾』に投稿された感想・評価

kyoko

kyokoの感想・評価

3.3
1920年代に中央アジアで起きたムスリムたちによる反ソビエト武力蜂起=バスマチ運動。
バスマチは襲撃者を意味するらしく、今作でもまさに西部劇のならず者といった風貌であきらかに悪役。

バスマチの捕虜になった部下たちを取り戻すため、自ら捕虜になって乗り込んだのはロシア赤軍の隊長。恋模様なんかもあってこの人がヒーロー的ポジションということになるけど、まあこの人もなかなかヤバい感じだった。バンバン撃ちながらなんか薄笑ってるし。ムスリムがお祈り中に後ろからってのはどーなのよ。

意外にも皮肉なバッドエンドに、単純な話ではないのかなと思うけど、それにしてもどっちに加担していいのか混乱した。そもそもどっちがどっちなのか見た目じゃ判断つかないし。

いちばん同情したのは馬たち。
首大丈夫かしら…
菩薩

菩薩の感想・評価

1.5
顔はシュッとしてんのに帽子取ったら「ハゲとるやないかっ!」のマキシマムパーパーサム改め高橋幸宏タイプのおっさんが、単身で敵側の捕虜となった(寝返った?)部下達を救いに行く(取り返しにいく?)お話。どう考えても無謀だろ、で終わる。革命か信仰かなんてとこに話が飛躍するわけでも無く、最終的には「俺の嫁」を巡っての痴話喧嘩で着地、しょーもない、どーでもいい、今特集ワースト。西部劇の真似事大失敗。つか次々に前のめりでコケるウッマが心配でそれどころじゃない。
一

一の感想・評価

-
歴史背景を知らないからどこでどうして戦ってるのかわからない。調べると、1920年代頃ソ連統治下の中央アジアでのムスリムのゲリラ反乱"バスマチ運動"の話。ぜんぜん知らない。無学を恥じるばかりです。まずこの映画のおかげで勉強になりました。ソ連側に協力する現地民たちが反乱軍の捕虜になり思想転向したのかしてないのか的な話になり、主人公が彼らに「お前たち!赤化革命のことは忘れたのか!」と説教するのとか、社会主義とイスラム教の関係も知らないから本当に理解しづらい。ウィキペディア読みます。ソ連版西部劇と言われるように、アクション活劇としては馬に乗ってのチェイスあり機関銃ダダダな銃撃戦もあり、悪い反乱ゲリラやっつけて赤旗掲げてエンド。バスマチ運動は民族独立の戦いとしての評価もあるらしく、そのあたりもインディアンと西部劇の関係に共通しているようである。でも、ゲリラのボスとその妻まわりのシーンや現地の少女の描き様からは一方的な価値観ではないなにかを感じないでもない。でもでも、主人公が礼拝中のムスリムを背後から撃ち殺すシーンはどう考えても酷かったぞ。