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七発目の銃弾のkyokoのレビュー・感想・評価

七発目の銃弾(1973年製作の映画)
3.3
1920年代に中央アジアで起きたムスリムたちによる反ソビエト武力蜂起=バスマチ運動。
バスマチは襲撃者を意味するらしく、今作でもまさに西部劇のならず者といった風貌であきらかに悪役。

バスマチの捕虜になった部下たちを取り戻すため、自ら捕虜になって乗り込んだのはロシア赤軍の隊長。恋模様なんかもあってこの人がヒーロー的ポジションということになるけど、まあこの人もなかなかヤバい感じだった。バンバン撃ちながらなんか薄笑ってるし。ムスリムがお祈り中に後ろからってのはどーなのよ。

意外にも皮肉なバッドエンドに、単純な話ではないのかなと思うけど、それにしてもどっちに加担していいのか混乱した。そもそもどっちがどっちなのか見た目じゃ判断つかないし。

いちばん同情したのは馬たち。
首大丈夫かしら…
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