インド産カンフー映画。カンフーなので、話の方はあって無いよーなもんでも結構許されるジャンルではあるが（あるに越したことはないとは言え）、ストーリーは案の定かなり希薄なうえ、インド映画ではこれもよくあることではあるが展開運びも相当に冗長、かつ長尺なので正直かなりシンドかった（お決まりの歌やスローモーション演出の多用、あと何よりも特に前半主人公の妄想シーンが矢鱈と多く、物語が進まないうえにテンポの悪さにも拍車がかかっている、というか）。
アクションは全体にそこそこなのだが、タルい尺の中で分量があまり目立たないのも事実で、主人公の強さや無痛症というスペシャルな特性もそこまで上手く活用できてないという印象。女の子のアクションの面白さ（タオル）と、空手マニがガチのモノホンなのは素直に凄いと思うが（松葉杖胴廻し回転蹴りがマジでヤバい）、映画としてはやや及第点を下回る出来かと。
一点、主演男優はアクション・筋肉・ルックスが揃って素晴らしい。スター候補でさーね。
