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ミッドサマーのJのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ギャグと仲間由紀恵と阿部寛を省いた隙間にエログロ描写とアリ・アスター節を容赦なく捩じ込んだTRICKであり、実はジャンルとしては日常系映画の印象。

音楽も人間も雰囲気も最高に気持ち悪くて本当に最悪であんまり繰り返し見たい作品ではないのだが、死体の描写や映像の美意識は自分の性癖や好みに結構合致してしまい、なんか好きになってしまう。
そして2度見た(吹替と原語両方見たため)。
2度目以降に気づくことが結構多くて、小ネタや一見わかりにくい裏設定が結構仕込まれている印象。
特に美術と死体描写と主人公らがラリってる最中の風景関連はよく見ると楽しい(大体最悪)。

美お爺のビョルン・アンドレセンが本当に美お爺だった訳だが、序盤で死に損なって顔を潰されて止めを刺される様が、彼御本人のこれまでの人生を思ってしまい、なんだか勝手に考えさせられてしまった。

局地的に流行りまくった理由も、方々への影響も、単純に「なんだこれ」って言う多くの人の意見も、全部なんとなくよくわかる映画。
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