2006年の来日コンサートも、Bunkamuraでのライブビューイングも行けなくて、なかなかいい値段のブルーレイ限定BOXを思い切って買ったのが今年の春。
その三ヵ月後の訃報だった。
購入直後に一度鑑賞しただけだったので、追悼の再鑑賞。
こちらに語りかけてくるような味わいのある歌声。
ギターを奏でる長い親指が特徴的な手は衰えを知らない。
御歳75歳、たった一本のギターで30曲を歌いきったのはお見事（ブルーレイ収録は20曲）。
観客の拍手を、伏し目がちにじっと聞く姿に「大丈夫？寝てない？」と心配になったけど（笑）
歌う以外ほとんど言葉を発することのない彼が、少し早いテンポの曲でつかえてしまったのか照れ笑いを見せたとき、涙が出てしまった。
「ジョアン・ジルベルトを探して」の公開が待ち遠しい。
