道人

タイタンの逆襲の道人のネタバレレビュー・内容・結末

タイタンの逆襲(2012年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

【2012.04.21 劇場観賞(2D字幕)】

 前作に比べて、人間ドラマよりは“神々のドラマ”に目が行く感じ。ハデスみたいなキャラ好きだ〜。
 ヘパイストス役がスタッフロール見るまでビル・ナイだと気づかなかった私をお許しください…。他にもリーアム・ニーソンやレイフ・ファインズなど、素敵親父達がヒゲ祭り! そんな髭溢れる映画ですが、リーアムはもじゃふさ髭、レイフは艶サラ髭、と、髭でも一目で見分けがつく安心設計でした(笑)。
 目の印象的な役者が揃っていて、ゼウスとハデス二人のシーンの目の演技が良かった!

 神々の描写は『インモータルズ』より『タイタン』シリーズの方が好み。にしても、クロノスが絶大な力を振るう戦場の絶望感が凄い。まさに人知の及ばない絶大な力の顕現、人間とは共存出来ない巨神(超エネルギー生命体みたいな造形がまた良い)なのだ、というイメージがバシバシ伝わる。
 そして、やはり貧乏くじを引く軍神アレス。オリンボス12神の中で、どうにもよく描かれることが少ない気が。あ、神々の力の発現のシーンや神器の描写など、格好良かったです。

 そして、己の傲慢の為にタイタンに対する最終兵器・クラーケンを前作で失って苦労する神々…そんな神々の中でも、ゼウスとハデスの共闘シーンが本当に最高に燃えましたね! 屈折した関係の兄弟が、クロノスが支配する絶望の戦場に降り立つくだりは、バディものもかくやという盛り上がりでした!!

 サム・ワーシントン演じるペルセウスは、今回自らも父となって少し落ち着いた感じに(短く頭髪を刈り込んだ前作の彼が好きだったので、モジャ髪になったのはちょっと残念)。それでも
「鋼の心の勇者」ぶりは健在で、アクションも相変わらず格好良かったです。
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