レアリテ男爵

君の誕生日のレアリテ男爵のネタバレレビュー・内容・結末

君の誕生日(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ソル・ギョングssi とチョン・ドヨンssi は、なんてゆうんだろ、一つ一つの表情や台詞や姿勢や動きから、良くも悪くも観入ってしまう程、気持ち悪い程に僕の心理をザワつかせる俳優だ。

なんの予備知識もなく、観始めた僕は、冒頭からやや嫌悪感すら抱きそうな位、とにかく全てが暗い。。、、、やがて、事情がじわじわと僕の心の布にインクの染みが拡がっていくように、知っていくにつれ、嫌悪は薄れ、疲れのような感覚に襲われる。

分かってしまえば、成る程、大惨事の悲劇によって半分時が止まったかのような、それまでとは別のレールにのったかのような、5秒笑って、ひと知れず10秒哀しみにひきつるような顔をするような、ヒト、ヒト、ヒトだらけ。

もうこうなってしまうと共感こそしてあげれないけど、せめて同情だけは出来る人間でありたいと、僕は僕に命じながらも、怒涛のクライマックス(お誕生日会)をイメージする事が出来なかった!( ; ; )、、、当事者でない故の限界だった。

僕の中のコップは少しずつ哀しみのミズで満たされつつはあったが、まさか、こんなコップから溢れては湧き、また溢れてと、なんだこのダムの決壊状態のクライマックスは‼︎
、、、水分補給しないと、ヤバいよ、これ。(-。-;

今作はただ泣かせまくるのみじゃなく、どこかしらの当事者が、ご遺族が観るであろう、、故人の友達も観るであろう、事への、優しさと配慮が、事故シーンをズバリ入れ込まない映像つくりに、なったのかもしれない。

当事者でもないのに、泣きまくった僕が、これ以上の贅沢はいえないが、僕個人は事故シーンありきだと、おそらく神認定なんだろう。。でも、そんな事は僕が感じた暖かい思い遣りに比べれば重要ではない。、、、だから、納得の4.0のスコアです!(•ᵕᴗᵕ•)