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決闘高田の馬場のryoのレビュー・感想・評価

決闘高田の馬場(1952年製作の映画)
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“活動”写真の面目躍如、傑作也。1930年代の日本に「映画」は確かにあった。
《鴛鴦歌合戦》でも見せた志村喬の喜劇俳優ぶり、走るシーンに始まり走るシーンをクライマックスとする映像としての正しさ(喜劇役者と走ること、小林信彦)、阪妻の存在感と演技、講談浪曲で語り継がれてきた物語の面白さ、歌舞伎からくる工夫と娯楽精神、映画の編集の妙が出会い、すべてが上手くいった稀有な例。

一番星消えた、二番星消えた
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