あさと

82年生まれ、キム・ジヨンのあさとのレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
4.7
世界中で売れた小説が原作の、女性の生きづらさを描いた韓国映画。

思ってたよりメインの登場人物が優しい人が多くて底意地の悪い人はそこまで出てこなかったが、それでも真綿で首を絞めるようにじわじわと息苦しさを感じていった。仕事、育児、果ては移動中まで女性だからという理由で制限されることが多いんだな、と気づかされた。

「女性は結婚や育児があるから大きな仕事は任せられない」と最初の方に出てきたけども、それは男も一緒じゃんね。それでも女性に育児などを任せてるのが今の社会なんだろう。そんな見過ごしていたことに気づかされただけでもこの映画は素晴らしかった。

女性向けっぽい感じだけど男性にも見てほしいと思う映画だった。U-NEXTで400円分のポイント使って見たけど、それ以上の価値がありました。面白かったです。
あさと

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