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82年生まれ、キム・ジヨンのshoのネタバレレビュー・内容・結末

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

隣りに座ってたおじさんが寝ていた。よく寝れたものだなと思った。
ほんとは教師になりたかった、と言うミスク(ジヨンの母、と書きかけた)に、まだ幼いジヨンが今からなればいいのにと無邪気に言うところ。ミスクがジヨンのお母さんになったから育てなきゃと返すところ。나 때문이야?と言うジヨン。その感覚にはなじみがある。ここって原作にあったっけ。
まだジヨンがアヨンを産む前、ベッドの上で軽々しくひとりもうけようと言ったデヒョン。優しいけど優しいだけのデヒョン。(それにしても家事ぐらいやれよデヒョン。)無邪気なデヒョンに対して人生が変わると不安そうな表情を浮かべるジヨン。
医者が男性じゃなくて女性になっていて、それだとあの原作の絶望的な結末を描けないじゃないかと思ったけど、映像化された様々な抑圧があまりに胸糞悪くてあのラストじゃなくてよかったと思った。最後はヴァージニア・ウルフのひとりだけの部屋を思い出した。
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