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OL暴行汚すの一のレビュー・感想・評価

OL暴行汚す(1986年製作の映画)
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傑作だー。カメラ(今回は8ミリも)やモニターといったいつものモチーフは登場するものの、あのいかがわしいビザールな感触よりも、ポッカリした寂しさに浸された恋愛映画だった。恋人と思うように好き合えない伊藤清美が、人恋しさから電話ボックスに入り浸り電話相談やツーショットダイヤルや時報の声をただ聞いているシーンがイイ。ボックスの周りをゆっくりと右へ左へ移動するカメラ。受話器を手離しその場に崩れ落ちた伊藤は童謡『砂山』を歌い出す。名シーンだなあ。
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