高瀬とうや

ホール・イン・ザ・グラウンドの高瀬とうやのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

何かが森の中に落ちていった描写があったので、それが全ての元凶かと思ったけれど、近所の老人が「昔、幼かった子供が偽者じゃないか?と妻が言っていた」と言うから、辻褄が合わないなあと。

まあ考えたら負けな話だろうけど、とにかく退屈。
事が起きるまでだらだらと話が進み、精神科医にかかってた母が見る幻覚なのか、それとも息子は本当に何かに乗っ取られてたのか?ってまで大分時間はかかったし。
ラストはラストで息子が本物かもわからない(これはホラーだからしょうがないけど)し、消化不良の気持ち。

【ストーリーを忘れるであろう未来の自分用あらすじ】
離婚して、幼い息子を連れて森深くの離れた家に引っ越してきた母親。
新しい環境に馴染めない子供に対して励ますものの、自分も精神科医に診てもらっていた。
近所の老婆は「あなたの息子は偽者だ」と言い、その翌日に変死体で発見される。
彼女の夫は「わたしの妻は息子を偽者だと言っていた。あなたの息子を見て過去を思い出したのだろう。息子は私の車によって轢死してしまった」と告げる。
その日以来、母親は様々な幻覚を見る。
おとなしい息子が触るのも怖がっていた蜘蛛を食べたり、彼女の傷に指を突っ込んだり。

一方、息子も嫌いだった粉チーズを平気で口にしたりするし所々おかしい。

意を決して「お前は私の息子じゃない」と言うと、幼い息子からは信じられないパワーで母親を突き飛ばし、気絶した母の顔を地面に埋めて殺害しようとしてきた。

意識が戻った母は力尽きたのか横たわった息子を連れて地下室に行き、ガラスで彼の顔を映すと異形のものがそこに見えた。
地下に閉じ込めることに成功し、全ての異変が森の中にある謎の大穴だと推測した母は探索に向かい、そこで気絶していた息子を発見する。
彼を連れて出ようとするが、そこには多数の異形の者が居た。
逃げる際にその一体に触れられたら、その顔のない異形の者は母そっくりに変貌する。

脱出し、家に向かうと息子の姿かたちを真似たと思われる異形の者が閉じ込められた地下室で「ママ」と泣き叫んでいた。
しかし、彼女は家に火を放ち、大穴で発見した息子を連れて車を走らせる。

新たに引っ越し、母は遊ぶ息子の写真を撮るが、自転車に乗って動いているせいかその顔はぶれて見づらかった。
果たして彼女が助けた息子は本当に息子なのだろうか・・・
高瀬とうや

高瀬とうや