PIRORIN

魔女見習いをさがしてのPIRORINのネタバレレビュー・内容・結末

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

どれみが出てくるたびポロポロ泣いたけど、終わってから思ったのは「なんか思ってたんとちゃーーーう」。

思ってたんとちゃうの理由は2つ。
・どれみ達がメタな存在として扱われてる
・登場人物の設定がやたらリアルなのに心抉る描写が多々ある
これが原因で、無理やり「おまえはもう大人になったんだよ」と思わされてジワジワボディブロー入れられました!!
もう精神が大人になった人向けなのかも。わいはまだまだ子どもでいたいやで!!??


ちらっとプロデューサーの記事読んだら「とにかくマーケティングの結果こうなりました(要約)」と書いてある。
おジャ魔女見てた世代は今どんな生活してるのか、20代女性の経済格差とか大学進学率とか奨学金制度の利用率とか、なんかリアルな事情をめちゃ調べたとある。
めちゃ調べたことを「マーケティング」と呼んでる。
それマーケティングじゃねーから!!????
それペルソナ作ってるだけじゃね!??


なんか記事を読んだら「…チガウ」って妙に確信してしまった。

とりあえずリアルを求めたらしいけど、リアルすぎて現実に戻らされて萎えた。
特に年長者の子が今の自分と同じ歳で、なんか会社で折り合いつかなくて経理に飛ばされて会社怖すぎたり、でも都内のめちゃ良い部屋に住んでたり、はっ勝ち組の部屋!???みたいな、そこ別にリアルな感じにしなくて良くないですか??みたいな!


リアルな人物像にするなら、現実に戻らされる心抉る描写はなくしてほしかった😭



おジャ魔女見てるときぐらいは現実の嫌なことを忘れられるような、そういうのをみんな求めてるんじゃないですか!??
マーケティングするならそういうの調査してくれ!!!

というかそもそもインタビューで得意げにマーケティングしましたキリッ と言うのがもうダメです、私たちマーケティングされたんだ…へぇ…って萎えるから!!表向きはマーケティングなんて言葉使わないでくれー!


あと途中で出てくる男が絶妙にキモくてちょっと嫌だった。
その絶妙なキモさ加減もリアルすぎて、逆にそこまで表現できるのが凄い。凄いな。
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