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イップ・マン 完結のtoshiのレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
5.0
さよならイップ・マン、そしてありがとうイップ・マン。

今作でその名の通り完結となるイップ・マン。イップ・マンは最後までイップ師匠でした。
常に冷静で、でも間違いは正すべきとなれば遠慮なく戦うイップ師匠。
常にライバルがいて、そして誰から見ても「悪」と思える敵がいる設定も最後となる今作でもブレていません。
また、毎回最後までガッツリ見入ってしまう今作シリーズですが、その理由の一つとして絶妙なタイミングでアクションシーンを盛り込む内容にあると思っています。因みに今回もそれが盛り沢山!!
そしてそれはイップ師匠だけに留まりません。中でもブルース・リーのそのシーンは観応えがありました。
実はこのシーンですが、昨日Youtubeで見つけてしまいちょっと観ててみようと動画再生したらやはり見入ってしまい笑、途中ではたと気付き「いかん、いかん」と再生ストップしました。
全部観ていたら今日の鑑賞でブルースのシーンに対する感動は半減していたことでしょう。

優しくて強くて弟子を大事に思い、何よりも家族を大切にするイップ師匠。
そして今回のライバルである太極拳ワン師匠の愛娘ルオナンにも優しかった。
因みに愛娘ルオナンがかなり可愛いです。しゃべる時の語尾がなんか甘えた感じになるのがオジサンにはたまりませんでした笑

ワン師匠とルオナンの為、移民中国人の為、そして息子チンの為に静かにイップ師匠は敵へ拳を向ける・・・。
何を背負って戦うのか、その背負うものの重さを考えればイップ師匠が負けるわけがないと思いながらも、やはりラストバトルは手を握り締めてしまう程の緊張でした。

復唱、さよならイップ・マン、そしてありがとうイップ・マン

最後に・・・。
filmarksで黒いTシャツ様とりょーこ様に出逢わなければご縁がなかった今作シリーズ。お二方には素晴らしい作品を紹介いただき本当に感謝しております。
武蔵野館で今作シリーズの「継承」を鑑賞後、目を真っ赤にして出てきた私に対するお二方のリアクションが今でも忘れられません笑
良き思い出です。

【余談】
久しぶりの武蔵野館でした。 そしてこれまた久しぶりに木人に出会えてホント嬉しくなりました。
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