なかなか掴み所が困る日常系まったりゾンビコメディ。
ゾンビ映画としては主人公達がパニックにならないので恐くもならないし、コメディとしれはパロディでもないしオフビート過ぎて笑いどころが少ないのが何とも言い難い。
ゾンビ映画を蔑ろにしてる訳じゃないのは伝わってくるけれど、どうも監督さんの味わいが強く出てるのか、ゾンビ映画を見に来た人ほど戸惑うと思われ。
個人的にはルールが見えづらく、ゾンビに襲われた人はゾンビにならないかと思えばそうでもないし、ゾンビを切ったら黒い霧がでるし、頭を撃っても倒せたり倒せなかったり。
それでもビルマーレーとアダムドライバーの何とも言えない絶妙な低いテンションでのやり取りがまったり日常描写を引っ張ってくれるし、ティルダウイストンのこれまた絶妙な変てこ日本かぶれキャラクターも味わいよし。
最後のすっとぼけたオチも良かったです。
変な味わいの映画が見たい人は是非。
