クロール ー凶暴領域ーのYoshishunのネタバレレビュー・内容・結末

アレクサンドル・アジャ×サム・ライミの最強タッグというだけで観る価値のある作品。

A級からZ級まで散々遊ばれまくったサメ映画は飽和状態、そんな状況に目をつけたのか、本作は一流のワニ映画に仕上がっていた。思えば自分のなかでワニ映画は愚作『ディノクロコダイル』のイメージが強くあまり良い思い出がないのだが。

家の地下室にワニが２頭侵入してくるというトンデモ設定をはじめ、本作は突っ込みどころ満載。しかしその突っ込みどころを敢えて狙ってやっているようにも思えた。ワニより速く泳いでしまうのも最早勢い任せのスピード感である。87分という短尺なので展開はやや早いものの、酒でも呑みながら楽しく突っ込んで鑑賞するにはもってこいの作品。

画面奥でワニに襲われてるシーンが何故か個人的にツボだった。

なお、個人的にあのラストシーンの後、アジャ監督のことだから超巨大ワニでも出てくるんじゃないかと思った。