ざわ

今日から俺は!! 劇場版のざわのネタバレレビュー・内容・結末

今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作読破済み、ドラマはちょいちょい見た(全部ではなく飛ばし飛ばし)。原作で伊藤に沼ったオタク。そういう贔屓加点が入ってる。

【ネガティブな感想】
いわゆる福田節と言われる部分はカットで良いよ。劇場で笑いが起こってたのはほぼほぼ原作準拠のシーンだったからそういうことだぞ。

エンディング後、「俺の仲間に手ェ出すんじゃねぇ!!」をもっかい流すクソダサ演出極寒。あれは一回きりが良いんだろうが。やめて。

制服がめちゃくちゃ綺麗なのなんなん??みんな中高生の頃はもっと尻とかテカテカだったよね?明けても暮れても喧嘩してるツッパリたちなのにほつれもテカリもシワもついてないの??
カバンや靴も超綺麗じゃん。ツッパリたちのカバンだけ取ってつけたかのようにボロボロにされてるけど金属の金具だけあんなに傷がないわけがあるか。真面目にやって。

あと伊藤の詰襟のホックよ。基本外れてるんだけど、京ちゃんがボコした北根壊の奴らと戦った後に留まってるのは何故?戦った後に取れるのならわかるけど。私の見間違い?

ネガティブな感想ゾーン終わり。


【OPED】
男の勲章(op)とツッパリハイスクールロックンロール(ed)のパートはもはやライブでしたね。YouTubeでアホほど繰り返し再生して見たけど、映画館で観るとやっぱり音質がやばいし何より画面がでかいので演者の細かな表情仕草がわかる。浴びるライブ。応援上映しよ。UOバキバキに折って山火事起こそう。
ライブ行ったあと良すぎて記憶ないって事よくあるじゃん?まさにあれ。

op、3パターンくらいあるんだけど1番ベーシックなやつでちょっと残念でした。違うののほうが好き。

opでは背中合わせの時三橋のほうが傾きが強くて、伊藤は直立で支えるって感じなんですよ。edではどっちも同じぐらいの傾きなんですよ。
そして三橋は厳つい顔でポケットに片手突っ込んでもう片手はマイクギュッと握ってる。好き勝手グラグラ動いてマイクスタンドも傾けちゃったりして動き激しく歌ってる。対して伊藤はしっかり真っ直ぐ立ってにこやかに歌ってるんです。マイクは上の方の手は人差し指ちょっと開き気味で下のスタンド持ってる手はパー。対比かわ。
ed 最後、三橋は手でホイホイっと煽るかキメ顔キメポーズ(?)なんだけど伊藤は拳突き上げたり手振ったり前の観客とハイタッチしたりとまあファンサの鬼よ。この違い、好きでしかない。

ed「ガンのくれあい飛ばし合い」、あんなに楽しそうなガンのくれあいがあるか。かわよ。

あと彼らが視線を交わす時は、基本三橋から先にチラッと見て、伊藤がガッツリ見る感じなんよね。かわ。

二人ともマイクを持つ指が毎日殴り合いの喧嘩してるとは思えないほど細くて長くて綺麗よね。伊藤ちゃんマイクを握る際に1本ずつ順番に閉じていくのすごく好き最高。記憶上こういうシーンあった気がするんだけど確信がない。幻覚かな?

智司と相良ちゃん観客席でめっちゃノリノリなの超可愛い。

谷川ギターソロ!!!

多分これは伊藤健太郎さんの癖なんだろうけど、マイクスタンドとか何も持ってない時の左腕がプラプラ動いちゃうの可愛いね。

【京イト、三リコ】
原作だと京イトちゃんあんなにぶりっ子バカップルじゃないんだけど、これはこれで良いかなって感じはする。何より、京子ちゃんが北根壊の奴らボコしたとき、伊藤は薄々気付いてるけど全然指摘せずにきゅるっきゅるにノッてあげるんですよ。スパダリ。優しさの極み。

三リコちゃんは原作より糖度高めだなぁ。あんまり糖度高くないほうが好きだなぁ両片思いの喧嘩ップル的な。

【服装】
三橋のインナーが赤の長袖クルーネック、伊藤のインナーが黒の長袖クルーネック(ドラマメイキングの半袖の時はVネックでしたね正直個人的にはVネックの方が好き)なの超解釈合うんだよなぁ。そして三橋は自宅で部屋着の時も同じインナー着てる。

智司の長ラン、腰回りのベルトとかズボンのライン透けてるんだよな。上半身モリモリ(役者さん肉襦袢着てるんだってね)なのに対し、下半身は控えめ(というか役者さんの素の身体)だから腰回りがキュッとなっててそれに合わせた制服なので必然的に腰が絞られてラインが…ってこともあるのか。
そしてパツパツの上半身と腰下からヒラヒラっと長ランがはためくAライン。おしゃれかよ。
あと智司の眉毛、演者さんが自分で書いてるらしいけど劇場版は輪をかけて太眉になってるそう(オーコメより)。

それに対して伊藤の長ランは黒いので全然透けん。そして上から下までストンとしたIライン。裏地が赤なの色気やばいね。風や蹴りでヒラヒラする長ラン性癖です。最終戦闘の対フランケン戦のとき、ザザッと両脚広げて横滑りするんだけどその時の足の間から見える裏地の赤。好き。
あと、opedで歌ってる時にマイクを持つので必然的に重力でずり下がる袖、露わになる肘半ば〜手首。普段の隙のない長ランを着てるのでそういうちょっとした隙よ。
靴下は真っ白の学校指定みたいなやつなの可愛いね。(この作品の三橋以外のツッパリ大体みんなそんな感じの白靴下だけど。なんで?)

三橋はハイウェストのXラインですよ。この子、上半身反った立ち方をよくするから、それに非常に合う。そして脚長効果抜群よ。足が長い(公式)なので解釈の一致よね。
インナー、ベルト、靴下とか小物は全部赤で揃えてるのでまとまりがよいね。

三橋家に来た伊藤ちゃん、髪型崩れてるってことは風呂入った後に来てるんだね。メイキングとかで見るのより髪伸びてるし毛先切りそろえてるね(エクステらしい:オーコメより)。可愛い。着てるジャージはギャグ日の聖徳太子だけど。

素朴な疑問なんだけど、みんな指輪とかネックレスとか厳ついアクセサリージャラジャラつけてるけど、ピアスつけてる人はいないんよね。謎。喧嘩で引きちぎられるから?

【内容】
今までの私なら一回倒された相手に2度目も手を変えないで挑んだって敵うわけないじゃん根性論とか何なん?って言ってるんですよ。
でも伊藤ちゃんはブチ切れた時は何発でも全然避けずに真っ正面から受けて平気な顔して立ち上がり相手に1発ブチ込むっていうバーサーカー的側面があるんですよ。もはや根性通り越して狂気なんです。そこまで突き抜けてるのは大好きですよね。
初戦のときは多分(なんで俺がこいつと喧嘩してんだ…?)とか(大獄の言ってること:弱いやつが自分の身を守るためについた嘘説も一理ある…?)とか葛藤があったから別にブチ切れまでは行かなかったんだろうねぇ。
そしてそれを踏まえてる三橋よ。「何か理由がないとあいつは負けねえ」。そうそれ。

そして伊藤ちゃんに踏み潰されるアングル天才。このアングルの一点のみで今までの福田監督の所業全部許せる最高〜〜〜。いややっぱり許しはしない。

竹ぼうきすり抜けナイフのシーン、三橋の横顔がまさに「黙っていれば顔だけは良い」という公式設定を体現した普段の顔芸からは想像つかない凛とした綺麗なお顔だったので大変良き。
こういう点もあって、結構私の中で賀来さんは三橋のイメージ通りなんですよ。あとスピード重視で食べても太らないタイプのキャラなので伊藤より少し体格が細めの点もイメージ通り。

対して伊藤は一重?奥二重?の塩顔という造形こそイメージ通りだけど、伊藤健太郎さんはいかんせん目がクリックリのキラッキラなのよ。ちょっとそこだけイメージと違うかなぁと思ってたんですけど、モデルプレスの単独インタビュー(https://youtu.be/V94VvI4oLQM)見てたら、2:03〜07あたりの斜め横顔がめちゃくちゃ伊藤イメージぴったりの表情でびっくりした。

相良ちゃんは原作と比べると大層可愛くなっちゃってまあ…ご飯いっぱい食べなね👵🍚
相良ちゃんの横顔アップ、光に透ける睫毛が長くてバサバサくるんくるんすぎてびっくりした。宗教画??
メンヘラ涙袋メイクしてるんか??ぐらいの可愛いくて赤シャドウ塗ったような涙袋でした。可愛い。

相良ちゃんの「開久は負けねえ!」とか智司の「開久のプライド忘れんな!」とか、君ら主人公より主人公してるね??二人と開久のみんなが連れ立ってくるところ超〜かっこ良いしハイローかな??みたいなね。

終盤の教室での佐川と伊沢、どう見ても伊藤三橋の限界オタク。我々じゃん。

よーしよしよしの伊藤、手馴れてんね。苦労人。

対フランケン戦の伊藤のキメ技、全然洗練されたパンチって感じじゃなくておもっくそ力任せの喧嘩殺法なのとてもよいね。だってこの子ら武道やってたとかでもなければ数年前にツッパリ始めたばっかりのただ化物運動神経の高校生だからさぁ〜。

生配信で演者さんが言ってたんですけど、伊藤はどんだけボコされても手と膝は地面につけないようにしてたらしいんですね。だから投げ飛ばされた時も手はズボンの裾を握ってるらしい。めちゃくちゃ解釈一致よ。ありがてぇありがてぇ。

ドラマの時も思ったんですけど、原作のいろんな部分を切り貼りして構成してるんですよね。だからああ〜こんなところでこの設定が出るのか!すごいな!と思うこともありました。

あと何やかんや、もう一回みようか迷ってる映画です。邦画でこう思うのは全然ないから私の中ではイレギュラーもイレギュラーよ。
ざわ

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