ざわ

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してるのざわのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ピングドラムが誰から誰に渡ったかの経緯はテレビ版の頃から考察を読み分かったような分からんような感じなので今回もそう。

桃果の救世主然とした感じよ。
救うだけ救って唐突に消えてしまうヒーロー。助けられたもの達の感情が加害者家族への恨みに向くのが、自己犠牲の桃果と比較してエゴイスティックになってしまう皮肉。
そしてそんな感情を色んな人から向けられ続けたんだろう高倉家の子供たちよ。

きっと何者にもなれない、透明になりそうな子たちにピングドラムを探せ繋がりを持てって言うの、コロナ禍を経た上でこのメッセージはテレビ版当時とは違う色もついてきているよね。
ピングドラムを獲得できない透明な存在が爆増してしまった世界。

割とどうでも良いんだけど、冠葉晶馬苹果ってみんな同学年だよね?この子たちの年齢がイマイチよくわからなかったな。
・95年(例の事件の起こった日)は作中時点から16年前
・苹果は例の事件で桃果が亡くなった日の生まれ→95年生まれの16歳
・冠葉晶馬は両親が捕まった時そこそこ育ってる→95年よりだいぶ前の生まれ…?でも苹果の愛の妙薬的なものの作成過程で晶馬は16歳の少年って言われてるよね…?
って思ったんですけど、両親が捕まったのは事件の直後じゃなく何年か経った後なのか…?
ざわ

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