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パラサイト 半地下の家族のnaomiのレビュー・感想・評価

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
3.8
好き嫌いでいったら、全然好きじゃないんだけど頭にこびりついて離れない。。

終始、薄気味悪ーい感じ。

前半はコメディといわれてるけど、私とは笑いのツボが合わないのか、後半を想像して笑えないのか分からないけど
全然笑えなかった。

他人に寄生して生きようとする、その考え方自体に嫌悪感があるからかもしれない。
本当に終始、気持ち悪い。薄気味悪い。

でも、よくできてるなー…
という感想が一番に出てくる。

韓国の学歴主義は、受験シーズンになるとよくニュースで扱われているけど、そんなに職業に影響あるのかなぁ。

階級、格差がテーマになった話だけど
貧乏には貧乏の、お金持ちはお金持ちの苦労があると思う。

よっぽどの土地持ちじゃない限り、先祖代々ずっと楽してお金持ちっていう家系はそんなにいないんじゃないかなぁ。

社長で世襲でも、頓挫することもあるし。

遺産や親のスネでお金持ち!
といっても、自分で稼ぐ能力を身につけたり、相続のことも考えないとお金は有限。

子供たちは、お金を稼ぐ・守る・運用する知識が必要になる。
もしくは、それができる伴侶が求められる。
でないと、失ってしまう。

もちろん嘘はいけないけど、半地下の家族は「匂い」以外は有能だったように思える。

それぞれの役割を演じて支障ない分の働きはできていたし。
妹はテキトーだったかもしれないけど、お兄ちゃんは実際に勉強を教えてるし、お母さんは家事とか料理とかできてるってことだろうし、お父さんは良い距離感を保って車の運転ができてる。

それができるなら、本当は真面目にやったら半地下の家から抜け出すくらいのお仕事には就けるんじゃないかな?とか想像してしまった。

最後のシーンはやっぱり怖いなぁ。。

自分の力で何とかしようと計画を立てるようになっただけ、息子は偉いかな。
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