このレビューはネタバレを含みます
なんだこれ…
美女と野獣も好きで
サマーウォーズも好きで
中村佳穂も好きで
常田さんも好きだから
フルコースすぎて…
好きとかおいといても
総合芸術作品として最高レベルなんじゃないかなと思った。
ストーリーは多分この人がこうだろうなっていう伏線が分かりやすいし
実際竜は一目でわかったし
自主的にポリスな人っているよな…とか
外野の女子がうるさいだけで意外とトップ女子は違ったりするよね…とか
身近に感じるものたくさんあった
竜がリアルに喋るとめちゃくちゃ素直だなって思ったけど、正体こそ隠せど初めから竜はずっと素直だった気がする。
それに対して
「あなたは誰?」「竜の正体は?」
って言葉にずっと違和感があった。
それを言ってるあなたは誰?というか
誰だって説明されても分かる気もしないし
本当に知りたいの?と思ったし
あと、なんやかんかケチつける人は
なんでもかんでもそんなに本当に怒ってるの?と思った。
竜とのラブストーリーだと思ってたんだけど、ちゃっかり人気者の幼なじみもいて、しかも良い感じに終わった。
そのへんが賛否分かれそうな気もするけど
あの白黒男子たちを、連れて帰るでもなく
「大事な人が困ってるから助けに行く」でいい気がする。
そもそもお母さんの愛情やお父さんの愛情はもちろん、
合唱のお姉様方の愛情、
友達が自分を守ろうとしてくれてるのも愛情だし、
いけ!って背中押してくれるのも愛情だよなぁと
愛情の種類が、口と口でキスできるかどうかってだけで。
(口と口の距離でいえば、しのぶくんより竜のが近かったけど)
SNSでみんな他人の生活やら持ち物やら知識やらを
「見たい」欲求が高くなってる気がしてて
実際「見たい」と「見せたい」が重なってるからインスタが盛り上がってるから、
「見せたくない」を曝け出すことの凄さと怖さはよく分かる。
逆に、それを見せられる強さや解放されてる感じを求める人も増えてる。
そういう「飾らないこと」と、
話すように歌う中村佳穂は相性が良すぎる。
あと、中村佳穂を歌姫と呼ぶ世界は
おしゃれ。
もっと書きたいことたくさんあるけど眠い…(おしまい)