こんなにも怖いもの見たさの様な好奇心が最後まで途切れることなく、目が離せなかった映画は久しぶり。
序盤の、家族が次々と潜り込むくだりはコミカルで、「あ、こういう映画なんだ」と安心しきって面白おかしく見ていると、突然ガラリと変わる空気感に戦慄させられる。
韓国映画を見るのは今作が初めて。
暗さがありながらも、鮮明で艶のある感じや雑多さ、独特の雰囲気があって良かった。
ただ稀に目を覆いたくなるシーンが(衛生面的な意味で)多く、そこだけちょっとしんどかったかな。
ラストには一種の虚脱感が残りつつも、色々な想像が膨らまずにはいられない。
多分面白かった。
