ひよし

罪の声のひよしのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
4.0
グリコ・森永事件とのあらすじに目を奪われ、本屋で手にしてからあの事件について覚えてた事より忘れてた事の多さに驚きながらも、よう出来てるわ思いながら読了した時は公開したらすぐ行こう思ったけど、今ごろになってまいました。

テンポよくストーリーも進み、原作のかなりの情報量も必要最低限にまとめ、大阪弁問題かて加齢と共に不寛容になってきとる自分でも「許す」となったら、あとは新聞社の2人の上司に笑かされたり、阿久津の追跡にそないに上手くいかんやろ!のツッコミを入れながらも楽しめました。

梶芽衣子や高田聖子、篠原ゆき子に宇野祥平らにうるるとし、橋本じゅんに蛾次郎や佐川満男にかしまし娘なんかは本人出演やろ、思うくらいの違和感ゼロでした。

おお、あの場所に小栗が来とってんやとか、新聞社はあの建物かいなとかの大阪の街や京都、滋賀そして英国の街並みも良かった。

あの姉弟に焦点をあてたから色んな人の気持ちが動いたんやろうし、もちろん源もせやけど、小栗の力説にも繋がった思う。
何しか、もちろんフィクションやけど犯人は皆さんの想像で‥‥とならんかったんがよかった。
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