罪の声のはるのネタバレレビュー・内容・結末

根が関西人なので、はじめは関西弁が気になって仕方なかったんだけど、がっつりなミステリーにはまってからは全く気になりませんでした。
未解決事件なのにトントン拍子に真相に近づいて行くので、テンポ良く楽しめました。
トントン拍子なところは真心込めた調査ゆえって事でいいのかな？　割烹料理屋のおじさんに、あんなに簡単に「子供の声のテープ、私なんです」って言っちゃうから驚いたけど、ここからスタートしたんだもんね。

何も知らずに結婚して幸せに暮らしていた曽根に対して、あとの二人の声の主は壮絶な人生を送っていました。
聡一郎に「あなたは幸せですか？」と聞かれる曽根を思うと、いたたまれない気持ちになりました。

とても令和の作品とは思えないくらい懐かしい役者さんが勢ぞろいしていたのも魅力でした。
雀荘で証言していたお婆ちゃんのお名前が思い出せなくて、エンドクレジットで確認しようと思ったら、Netflixだったという悲しい結末。エンドクレジット切られてるし。
主な登場人物はすぐにわかるんだけど、名もない役だったから、かしまし娘の正司照枝さんだと判明するまで時間がかかりました。