暴力団の組長ドンスが連続殺人犯に襲われて九死に一生を得て、事件を追う刑事達と犯人探しのために共闘する、その組長がマブリーで、またまたはまり役でした。
今作では、お茶目な一面は表向きは封印されていましたが、たぶん根が優しい人なのでしょうか、弱者に対する眼差しが暖かいのは隠しきれない感じで、そこがまたマブリーのファンになっちゃいますよね〜
ドンス組長か繰り出すバイオレンス描写は、さすが韓国映画という感じで、観ていて、イタタタぁ〜となる感じで、格闘場面もカーチェイスも演出がど迫力で、手に汗握る展開でした。
ドンスの暴れっぷりにはスカッとします。
が、それに負けない連続殺人犯の不気味さも迫力満点。
刑事達と暴力団が協力していく中で、少し気持ちが寄り添っていく感じもありますが、そこからありきたりな予定調和で終わらせないのが、最近の韓国映画のすごいとこです。
単なる暴力アクションで終わらせず、やっぱり悪いことはしたらあかんなぁ、と妙に納得させてくれる良作でした。
音楽もいいなぁと思ったら、チョ・ヨンウクさんで、『新しき世界』も良かったし、いい作曲家さんですね。
