このレビューはネタバレを含みます
ジョン・ウィックが襲われたのはマフィアのボスの息子のチンピラだったけど、この映画で襲われたのはヤクザの組長だし、襲ったのは連続殺人鬼。絶対面白いじゃん!と思って観てみたら、しっかり面白かったです。
サスペンスものでありアクションものでありヤクザものでありバディものでありで、男が好きな要素が盛りだくさんの男臭い映画でした。まんまとツボにハマりまくってワクワクしながら見れました。
警察側の部下がヤクザのボスを「兄貴」って呼んじゃったりするちょっとしたユーモアも楽しかったんだけど、笑いの要素が最小限になってて、ハードボイルの雰囲気が終始楽しめてよかったです。
ヤクザのボスがこのままじゃ殺人鬼を自分の手にかけることができないから、自分が証言&自首することで、殺人鬼とおんなじ刑務所に入ってどうにかしてしまおうとするっていうのが力技すぎるけど、そこまでするのは自分が襲われたってことだけじゃ無くて、弟分も殺されたからだと思うと、彼の芯の強さというか彼なりの正義も感じました。