baby

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のbabyのレビュー・感想・評価

3.8
これは観る回数が多いほど
自分的スコアがどんどん上がる
ような作品だと思う。

ウェスアンダーソンが創る世界は
なんだかどこでもない世界で
そこにのめり込むほど魅了される。
今回も雑誌の編集社という
世界の中でさまざまなキャラクターが
これでもかというぐらい己を持って
そこに存在していた。
彼の複雑で細やかでセンス爆発な
頭の中をのぞいた様でひたすら
ワクワクしてしまう。
正直スピード感がかなり早くて
活字というワードがキーになっている
作品で、話し言葉ではなく書き言葉で
進み、複雑な言葉が多かった今作は
とても一度では100%楽しめない。
一個一個細切りにしてみたい!と
欲を掻き立てられる様にわざと
こんなスピードで意地悪しているんじゃ
ないかと思うほど。
編集長取り巻く仲間達は
皆個性的であっぱれ。

私は現時点ではやっぱりシアーシャの
あのスタイリングをもう一度
ちゃんと見てみたいが第一の感想。
baby

baby