なーち

見えない目撃者のなーちのレビュー・感想・評価

見えない目撃者(2019年製作の映画)
3.8
【目が見えないけど絡んでくる目撃者は思ったよりもしつこさはなかった】

事故によって失明してしまった元警察官の主人公が、ある誘拐事件の目撃者となり犯人を探すお話。目撃者なのに目が見えないという矛盾点が面白く、吉岡里帆の演技も素晴らしかったと思う。こういう系では無理に捜査に協力しようと少ししつこい役が多い気がしていたけど、今作の主人公は思っていたよりもそのしつこさはなかった。

犯人探しという点から見れば割と王道どころ、犯人のサイコパス感は上手く表現されていて、日本らしくないなと思ったらやっぱり韓国作品のリメイクなのね。ややグロいというか普通に結構グロさはあるので、観賞時には注意あり。
あとは犠牲者も割と多いし、最後報われた感というよりは少しモヤモヤが残る感じ。作品としても犯人としても狙いどおりなのかも。
登場人物もコンパクトで誰が誰?とかにはなりにくい分、犯人候補も少ないからそこの楽しみはやや残念。ただやはり設定が面白いので、グロいの行ける方は是非。
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