最近パッとしない三池崇史監督が、久々やりたいことできてるんじゃないかと感じた作品
血みどろで泥臭い
勢いで撮ったのかな？と思うくらいテンポが軽い。
それが故に中身がスカスカな気がした
純粋に面白いと思った所はあった
最近の日本映画は少し美化されすぎというか、こういう血生臭くて楽しく見れる映画が少なくなってきてる気がする
しかしこの映画ではそういう「少なくなってきてるもの」が結構見ることができた
おばあさんぶん殴って○す所なんかめちゃくちゃ笑っちゃいましたよ(笑)
役者さん達もめちゃくちゃ狂った演技しててなんか見てて楽しい笑
ベッキーと染谷将太はその二強で、もうそれはそれはイってましたね頭(笑)
まぁ、良い所はこんくらいかな
あとは微妙だった所…、先ほども言った通り、中身がスカスカ
こういうストーリーの映画、よくあるんですよね。「トゥルーロマンス」とか「ワイルドアットハート」とか。
あんまり映画と映画を比べたくないんだけど「トゥルーロマンス」と比べたらこの映画の雑さが結構分かります
まず窪田くんがモニカを命をかけて守る理由。それがマジでスカスカすぎて、それによって二人を応援したいと思えませんでした。
「なんか知らない人が追われてるから逃げる」
なんてものは見たくないんです。なぜ救いたいのか、という絶対的な理由がもう少し欲しかったですね
モニカもモニカです。
この子は逆に何もしなさすぎでした。
借金を肩代わりして返済し続けてるのは可哀想だけど、それが分かるのは語りの中だけです。
実際この映画の中で私達に行動で何か示したか？
答えはノーです。薬の症状と一人で戦ってただけです。
これまた比べたくないんだけど(笑)
トゥルーロマンスは彼女の方顔面血だらけになって戦います。彼氏のためだけに。
そういうキャラクター同士の関係性やら同期やらがかなり弱く感じました。
途中一箇所アニメ映像になるんだけど、コレもなんだかねww
こういう技法は日本では新しくて良いなと思うけど、その一箇所だけ使うのは…
その前に
窪田くんが薬やる→映像がトリップする→アニメ映像になる
って流れだったらまだ分かるけど、ああも急にあそこだけやられても「あ、金ねぇんだな」ってなるだけでした
あぁもう気づいたらこんなに書いちゃってたよ、短くまとめたかったのに
まぁとにかくそんな感じです。
初恋は甘酸っぱいとは限らないみたいですね。
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[この映画のBest俳優]
染谷将太
[脚本面]☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆
