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ブラック・シャドウ 囚われ家族のcocacorgiのレビュー・感想・評価

3.0
一度閉じたトビラは容易には開かない。
しかし大事なのはそれでも変わらず日常を暮らしてゆくこと。この家族にとっての幸せを実現し続けること。
その幸せが何かと言えば、それはもちろんサムの幸せであり、サムの幸せとはママとパパといつまでも一緒にいることであり、とするなら多少の違和はあれどこの形でずっと一緒に暮らしててもそれはそれで良いのかもなと。
思いつつも、パパの過去の過ちだけが見過ごせない。彼の責任と罪の意識とが、黒塗りマッパとゆう形をとってこの家族を正しい在り方に戻そうと働き始める。
トビラは開かれた、やはりこの家族を縛り付けていたのはパパだった。
サムの幸せはこれで良かったのだろうか。
この着地しか無いよな、とは分かりつつもずっと欺瞞と共存してでも家族3人が幸せの形だったんじゃないのかと、思っちゃったりする。
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