玉造

幼い依頼人の玉造のレビュー・感想・評価

幼い依頼人(2019年製作の映画)
3.8
2013年の事件の実話をもとに映画化。
実父も子供に感心がなく、ダビン姉弟は母の面影を探しながら暮らしていた。ある日突然継母が来て、母親ができた事を喜んでいたが、その継母は…。

弁護士資格を持つが仕方なく児童
福祉館に勤め始めたジョンヨプ。
ダビンと関わるうちに、虐待されているのでは?二人の生活を知りながら、弁護士としてエリートの道へ進むが、ダビンの事件の弁護士として、エリートの道を捨てる。
彼女を救おうと必死に戦うジョンヨプ。でも国の法律は子供を救い上げる制度にはなっていない。

弟の為に真実を話すよう諭すジョンヨプ。しかし子供は大人に一度裏切られると心を開くのは容易くない。

韓国も日本同様に児童虐待が年々増加。欧米諸国とは違う文化や思想などがアジアにはある。
子供は親が育てる、育てるのが当たり前。親権という強い権利が親にはある。

近所でも虐待の疑惑があっても、
なかなか親子や家庭の問題には
入り込めない。

児童相談所には強い権力が必要だ。戦後に出来た機関だが、その当時は戦後孤児や貧困層の子供達の相談所とした活動で、以後は非行少年達の保護などをしていた。今は違う。
虐待やいじめ等は陰湿化し、表に出て来ない。

親が拒絶すれば面会も出来ない。韓国も法律を変える動きがあり、日本も変わってきているが、
まず命を救うことが先決だ。
玉造

玉造