レアリテ男爵

はちどりのレアリテ男爵のネタバレレビュー・内容・結末

はちどり(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

今作の物語の中心にいるべく、絶対的に支持してしまうキャスティングの主人公役のパク・ジフssi だ‼︎

、、、僕はガリ勉タイプの眼鏡女子でルパン三世~カリオストロのクラリスみたいな女の子をずっとイイと想ってきたが、どうしてどうして、、極貧ではないが、けして上流じゃない家庭で家族から暴言や暴力を浴びながらも、学校で不良のレッテルを貼られようが、親友とトランポリンをバインバイーン♪と、もてあますスタミナを発散させるウニが大好きだ〜‼︎

いかにも90年代の韓国らしいのか、家庭の貧富の程度に関係なく、やたらと男がまずは偉いという風潮、同じく貧富に関係なく若気の至りの万引きなんかを、まずは世間体をタテに反省させようとする空気、、、なかなかヘドがでるよね。(ー ー;)

韓国のソウル大学、日本の東大京大、をこの世の幸せの最高峰で将来の成功の優待権とでも言いたいのか!とばかりに持ち上げて生徒のケツを叩く学校の先公に塾教師ども、、きしょいっつーねん‼︎ 😜

今作に有効に描かれた実際の史実、北朝鮮キム・イルソン主席の死去や、ソンス大橋崩落事故が、当時の韓国民感情に不穏なさざなみを起こしたであろう事は、けして他国の出来事としてだけに僕もとどめてはいけない気がする。

女性監督ならではの繊細かつメンタルに厳しい観せ方は、僕を常に落ち着かせなかったが、世間大絶賛の今作を、今一つスコアを付けたくなかった唯一の要因は、主人公家族の中の暴言や暴力の罪深き加害者である、父親と、ウニの兄、この2人に対して、それぞれ泣いて反省するシーンは一度ずつあったが、、、僕はそんなもんでは、許さん‼︎

絶対にいえることは、蓄積された侮辱を含む暴言は、相手の自尊心も愛も心もむしばむ。常習化された家庭内暴力は、被害者に絶望感と自己否定感すらも植えつけ、将来被害者が子を持つと、その暴力が連鎖して受け継がれる悲劇すらある、という事だ!(•ᵕᴗᵕ•)