ため息の余韻をスクリーンから
ふわっと受けてしまう様な、
不思議な感触の映画だった。
見守るにも近かったかな。
黄色いリュック、じっと見つめる
眼差し、チクタク鳴る時計の
針の音、無音の食卓、、
儒教色の強い一昔前の高度成長期韓国の
ザラついた日常の些細な存在と、
それに対比するみたいに存在する
ウニの初々しい美しさが
際立ってて、
最初から最後までそれらが
色々印象的で目が離せなかった。
なんか色々病みやったけど、
その隙間に出会った人に
ファッと開く心と笑顔に
触れる瞬間が全てやった。
きっとウニの未来は輝いている。
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こちらもwavesと何かしら
共通するジェンダー問題ムンムン。
資本主義社会の副作用=家庭問題
トーンの低い画面越しの黄色アイテムは
かなり印象的で、
韓国での黄色って意味があるのかと
気になって仕方なくてググッたら、
韓国では黄色は不思議な色らしくて、
明るいとか幼い子供のイメージだけじゃなく、
生意気で将来性がないみたいなのを
「芽が黄色い」
大変な目にあった時「空が黄色い」
具合が悪いも黄色い、
ムカつく時も黄色い、
栄養不足で疲れて血の気がないみたいな
表現にも色々黄色
を使うらしくって、
ほほーーーっと。
この映画のカラーとピッタリやないか。
狙ってるのか何なのかは謎やけど。
ウニちゃんオシャレやったな〜
いい演技やった〜
みんないい表情やった〜
先生は最初木村佳乃やったけど、
笑顔が見えた時
栗原はるみの笑顔を思い出して、
同じ癒し効果to meやった〜
ああいう柔らかい笑顔憧れる
あと個人的に床にゴロ寝の姿が
なんかツボ。
アンニュイのスパイスやった。