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ブラック・ウィドウのhasomoのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
4.0
何故かフェーズ4の最初の作品である『ブラック・ウィドウ』を観ていない‼︎...と言うことに気づきようやく鑑賞。

■感想
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①アクションが大迫力
②家族の形はそれぞれ
③シリアスな雰囲気が多い
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①アクションが大迫力
本作の鑑賞前は「ナターシャが主役? アクションシーンが地味になりそう」と考えていたけど、いざ鑑賞してみると、迫力満点のアクションシーンが多かった。

敵と戦闘を繰り広げる時、ナターシャは格闘技や武術、華麗な銃捌きを披露。キレとスピード感があり『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』と類似したアクションシーンで大興奮。

また、格闘技や武術以外にもアクションシーンは満載。街中をバイクで駆け巡るシーンやヘリコプターから降りるワイヤーアクション、空中で敵と戦闘を繰り広げるなど、近接戦アクション以外にも楽しめる要素あり。

アイアンマンやソーのように、アクションシーンにド派手なイメージがないナターシャだが、本作ではアクションシーンをしっかり楽しむことができ、鑑賞後は「つまんなさそうと思って、すみませんでした‼︎」と謝りたくなった。


②家族の形はそれぞれ
本作にメッセージ性が込められているのか分からないが、色々な家族の形があるんだろうなと思った。

本作に登場する妹のエレーナ、父親のレッド・ガーディアン、メリーナの4人は、任務の為に構成された偽の家族。そのため、再開時にもサッパリとした関係性を見せる4人。しかし、ストーリーが進む中で、各登場人物が心の内に秘めた気持ちが表に出るようになり、次第に本当の家族のような関係性に。

血縁関係や夫婦関係が無くても、4人の関係性やアベンジャーズのような"家族'と言えるような関係性があり、家族の形や定義はそれぞれなんだろうなと実感した。


③シリアスな雰囲気が良い
最近のMARVEL作品は、心が温まるコメディチックな作品が多く、良い意味で"ディズニー"っぽさがある印象。しかし、本作は全体的にシリアスな雰囲気が漂う作品となっていた。

『ブラック・ウィドウ』後のフェーズ4の作品は、シリアスな場面でも笑えるシーンがあり、コメディチックな作品が多い印象。また、ヴィランが存在しつつも、完全な悪ではないヴィランが多く、ヒーローが悪を倒すよりも、ヴィランと和解して終了といったことが多いように感じていた。

しかし、本作のヴィランドレイコフは凶悪で、女性スパイを育成して、支配しようとする人物で悪そのもの。

そんな"悪"満載の登場人物がヴィランであるため、暴力的なシーンが多く存在して、シリアス>>>コメディのような作品になっており、終始緊張感マックス。

ディズニーっぽさのある内容ではない為、賛否両論ありそうだけど、初期のMARVEL作品に近い雰囲気だったので、個人的には好きな作品だった(笑えるシーンはちょいちょいありました)

■まとめ
コメディ要素が少なく、終始シリアスな雰囲気だったけど、初期のMARVEL作品のような作品だったので、個人的には楽しめた‼︎
アクションシーンも迫力あるので、迷っている方は是非鑑賞を‼︎
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