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燃ゆる女の肖像のぴぴをのネタバレレビュー・内容・結末

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くもフランス映画〜!!!という感じ。終わり方めちゃくちゃ好きだけどとにかく長い。1時間半くらいでまとめられたのでは。

同性愛…よりかは女性性がものすごく前面に出ている作品だった。結婚に縛られる人々然り、ソフィの堕胎のくだり然り。
男性が出てくるシーン全体の2%くらいしか無かったな。

意識してなかったけど夜の祝祭(←あれ何だったんだ?ワルプルギスにしては季節が違うよな)のシーンと、最後のオペラのシーン以外音楽が無かったんですね。
全編通して、静けさの中で燃え上がる炎が印象的だった。

燃え上がった2人の官能的なシーンはややくどいというか直接的すぎて私は好みではなかったかなあ…股間に鏡はちょっとおもろかった。何かのメタファーなんか?何???

そしてウィキペディア読んで初めて気がついたこと。終盤のオペラの曲(ヴィヴァルディの四季の夏)、マリアンヌが屋敷のチェンバロで弾いた曲だったのか…。エロイーズはマリアンヌに気付いてて敢えて見ないようにしていたのかと思ってた。

絵を通して再会する、音楽を通して再会する姿がなんとも切ない。でもこの終わり方がベストだったなと思わせる説得力があった。
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