花梛

キーパー ある兵士の奇跡の花梛のレビュー・感想・評価

キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)
3.7
オンライン試写会にて。解りやすいが安っぽい邦題がついてるせいでB級感ハンパないけど、しっかり作られていてなかなか良かった。
第二次世界大戦後のイギリス。捕虜となっていた元ナチスのトラウトマンが、サッカーが得意という事で地元チームでキーパーとして活躍。収容所閉鎖後もイギリスへ残り世界有数のゴールキーパーと呼ばれるようになる、実話ベースの話。
デヴィット・クロスが大きくなったなぁ……という気持ちにもなりつつ、戦後まもなくの敗戦国の兵士として価値観をがらりと変えねばならず、そして自省もせねばならないし、様々な葛藤を持ちながら生きている様子を上手く演じていたと思う。

時系列はちょろっと整えられているが、銅像が作られるくらい偉大なキーパーという事に変わりない。
サッカーによる絆が中心にあるので、歴史や戦争モノが苦手でも見られる感じ。
花梛

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