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家族を想うときのyoko45のレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.8
 ここまで容赦なく描かれると…ダニエルブレイクより凄まじくて観賞後の感想も記しにくいです。
 社会経済の浮き沈み、両親の想いと成長していく子供の想い、抗えない仕方ないと思える部分、家族とはいえ言葉を選べば良かったと思う後悔、それらを抱えて進まなければいけない現実。
 踏む者、踏まれ者、簒奪者とその煽りを受ける者、搾取する人される人、この構図は何とかならないのでしょうか…
 自分の利益は大事、組織の利益も大事、他国より自国の利益が大事、これらは動かしがたいにしても…もう少し、いやほんの少しでも優しくなりたい、自身が苦しくとも。こういう感情が記せる場があるだけでも幸せと思える有り難みを感じる作品です。

(メモ)
母アビーの人柄は天使
娘の想いは家族のかすがい
息子の逸脱は寂しさ裏返し
できる事をやるしかない父
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