1933年。ラオール・ウォルシュ。
猥雑な街で主人公2人がご陽気に喧嘩するほのぼのムービーなんだけど、ガキはとんでもない差別主義者で女性嫌悪だったり、最後はなぜか米西戦争の志願兵となって愛国的になっ…
人間が人間を手当たり次第に殴り、葉巻は常に爆発する。猫に同一化する子供。この子供が劇中最強のミソジニストかつレイシスト。
ウォーレス・ビアリーが忘れられた人間になる瞬間は真に感動的なシーンであり、だ…
酒、喧嘩、セクハラなどなど、男たちの子供じみた悪徳の数々を笑う映画で、最終的に男たちの友情に着地するが、ところどころ現れる不穏な画面がそれまでの愉快な喧騒から冷ややかな距離を作り出す──ラフトの飛び…
>>続きを読む荒んでいるが魅惑的、『チャンプ』と酷似した裏町の憩いの場はやはり汚い酒場。
町の人気者二人が何かにつけて喧嘩しまくるだけで、破綻を踏み越えたビアリーとラフトはコマ落としの大決闘へ向かう。このボロ街…