イスラム教の師の教えに感化され、過激な思想を持つ様になってしまった少年アメッド。
女性の先生を不浄と捉え、思想から敵と見做し、殺害を計画する。
更生施設、少女との出会い、崇拝と赦し。
初めて死が頭をよぎった時、アメッドが救いを求めたもの、手を伸ばした先とは。
宗教の問題って難しい。
何でそこまで？という気持ちで見てしまうけど、アメッドにとっての信仰や神の言葉、師の教えは全てで、彼は純粋に教えのもとに生きているだけなのだから。
自分が不浄だと思い、アメッドが向かった先、不浄な物を排除することによって得られる救い。
終わり方がとてもすきな作品です。
