爆裂BOX

ザ・コンヴェントの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

ザ・コンヴェント(2018年製作の映画)
3.0
17世紀英国、農家の娘ベルセフォネは魔女の疑いをかけられ死刑に処されそうになった所を女性修道院の院長マザーに助けられ修道院で暮らすことに。しかし、そこで待っていたのは救いではなく地獄だった…というストーリー。
ゲオ先行レンタル作品です。「ザ・コンヴェント」というとマイク・メンデス監督の蛍光色ゾンビ映画思い出しますが、呼び出された悪魔によって修道女たちが次々と殺されていったり、死体に憑依してゾンビの様に動き出したりとちょっと似てる所もありますね。まあ、偶然でしょうが。
前半は主人公のベルセフォネが身柄を引き取られた修道院での厳しい生活とその中で不気味な少女の姿を見たりといった現象が起きますが、結構テンポがゆったり目で地味な展開が続きます。最初の犠牲者も中盤ぐらいですからね。主人公は予知能力もってるようですが、あんまり活かせてない気がしましたね。
終盤は次々と修道女たちが悪魔に憑依された死体によって殺されていき、ちょっと盛り上がってきます。目くりぬきや目潰し、墓石で頭叩き潰したり、鎌で頭部切断等ゴア描写も後半に集中していますね。
修道院長マザー役で「ヘル・レイザー」でジュリア役を演じたクレア・ヒギンズが出演しています。また、ポール・ハイエット監督作品常連のレージー・デイちゃんも見習い修道女役で出演しています。喋れない役は同監督の「復讐少女」の主人公を彷彿させますね。チョイ役かと思ったら終盤意外と見せ場ありましたね。
結局マザーが魔女と疑われた者や不幸な者を集めていたのは生贄にするためだったのかな。本人は悪魔の声を天使の歌声だと思い込んでいたけど。
ベルセフォネも最後わざわざ晒し首にするとは。エンドロール後のアレはお約束とはいえ要らなかったんじゃないかな。
結構地味目なオカルトホラーでしたね。