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ANIARA アニアーラのkumadaのレビュー・感想・評価

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)
2.7
 8000人が乗った宇宙船が進路を外れ宇宙を漂流し出す。希望のない乗客たちの精神状態が徐々に崩壊していき船内はカオス状態に陥っていくというお話です。

 自殺が増え、怪しげなカルト宗教が流行り出す。その中にあって、主人公の女性(宇宙船の船員)は狂うことなく、乗客たちをマネジメントしようと健気に働くが、自身にも悲劇は容赦なく襲い掛かる。最後まで救いのない絶望だけのお話です。

 中盤にでてきた「槍」は何でしょうか。何を暗示しているのかよく分かりませんでした。北欧の宗教観に根ざした終末思想なのかしら。


 
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