奇跡と偶然は同じもの―8000人を乗せた巨大宇宙船アニアーラが、あてもなく宇宙を彷徨うはめになった。
アマプラの視聴期限が迫っていたので鑑賞。精神を保つのに苦労する様がなかなか面白かった。
自給自足でいくら食料に不安はなくとも、永遠に宇宙を彷徨うことが決定したら…ずっとまともなままでいられる気がしない。
なんのために生きてるのかわからなくなるよ、と尾崎豊の歌詞が頭をよぎる。
やがて絶望して取り乱す者、カルトにすがる者、快楽に走る者。うん、そうなるのも無理はない。虚しいよ。
エンドロールは絶妙。BGMのbpmがどんどん遅くなっていくのがまさに絶望感を醸し出していて良かった。
平均点はかなり低いけど、個人的にはなかなか面白かったですね。