えむ

エターナルズのえむのレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
4.0
マーベルには食指が動かない方で見る予定ではなかったけれど、なかなか評判よかったので観てみることにしました。

結果、楽しかった!

他のマーベル作品やヒーローズなどの世界観は知らずとも、古代文明を再現してるシーンや現代シーンは世界旅行のようにあちこちに飛ぶし、エメラルドタブレットだのなんだの、そっちの小ネタが面白くて、世界史に出てくる世界や神話世界の神々やヒーローに興味のある人だったら、結構楽しいかもしれません。

世界旅行に古代文明に神話、ドルイドの森にピーターパンやらイケアやらkindle、iPadまで小ネタてんこ盛り。
ついでにアングロサクソンに、ちょっとアジア系入ってそうとか、インド系まで、人種もてんこ盛り。

飽きさせないためとはいえ、ちょっと盛りすぎな気はするし、多種多様な人種やセクシュアリティやら全部に配慮し過ぎるのって、あまりあからさまで見え見えたとちょっと萎えたりもするけど。笑

(映画って創作世界だから、そもそも観る側に偏見がないなら、多少キャスティング偏ってたりしても、それに対して差別だとかなんだとか、こっちは気にしないし目くじらも立てないけどな…と個人的には思います。ま、俳優組合は違うのかもしれませんが、観客巻き込まなくてもいいんじゃ?と。)

あとね。
やはりあのピッチリ白スーツ着て観客黙らせることが出来るのは、そりゃアンジーしかおらんよな。笑


それから、これは内容に触れちゃうから嫌な人はみないで欲しいんだど、大丈夫な方はスクロールしてね。







リーダーを継いだ今回のヒロイン、セルシ。
セレスティアル(ズ)との名前の類似がずっと気になっていて、きっと何か関係あるのかなあと思いながら観てました。

結局物語を動かすキーにもなったし、しれっとティアマットともパワーを借りてひとつになっちゃうし、ラストで連れ戻されているので、この2つの存在っていうのは、ミカエルとルシファーとかみたいに、ある種の兄弟的な存在なんじゃないかなって思っています。
連れ戻して今回の落とし前つけるのに、今度はセルシを、今回出現出来なかったセレスティア(ティアマット)の身代わりにしようとしてるのかなとか。

クレジットでの綴りがSershiで、セレスティアルは通常Celestialなので違うかもしれないんだけど、それこそ『似て非なるもの』的な対の存在って気もするし。
少なくとも他のエターナルズと違って、かなり特殊で特別な存在なんじゃないかしら。

まあそうやって続編やって、謎が明かされるのかな。
えむ

えむ